つまらぬものを斬ってしまった

誰の琴線にも触れないであろう日常のカタルシス

ちっちゃい「っ」と「風」の威力について

誰にも相談できない 

くだらなさすぎて・・・

 

こんなこと世界に向けて

発信していいのかどうか・・・

 

でも

思い切って書いてみる勇気

 

どーも、まままっこりです 

 

いつだったか前にも書いたと思うけど

私の職場はビジネスホテルである

 

朝、8時半から客室の掃除をして

昼の2時半から3時くらいに帰ってきて

ご飯食べて一服してシャワー浴びて着替えたら

4時半からまた同ホテルのレストランに出勤する

 

レストランに出勤してまず最初にやる仕事が

「本日の日替わり膳」のお品書きをすること

 

毎日、メインが替わるから

厨房さんにお伺いを立てて

 

「今日の日替わりメニュー何ですかー?」と聞く

 

そんで

言われた通りのメニューを

二つの立て看板式のブラックボードに

書き入れる

 

ある時のメニューは

「鶏の冶部煮風」

 

またある時は

「牛バラ肉のすき焼き風」

 

これでもかと

「豚肉のチンジャオロース風」

 

あれよあれよと

「照り焼きチキン 韓国風」

 

しかしその実体は

「和風 豚キムチ

 

なんていうか

 

多くない?

 

できれば職場の愚痴などはあまり

書きたくないのだが

メニューのネーミングセンスに

納得がいかない

 

納得がいかないけれど

私にそれを指摘する権限など与えられていない

パートとは家畜以下の存在でしかない

だからブログに書きしたためて

うっぷんを晴らすしかない

 

そんな訳で改めて

 

風って何?

 

「冶部煮風」って何?

そもそも「冶部煮」とは鴨や鶏を使って

金沢特産の「すだれ麩(ふ)」と一緒に煮た料理だそうで

その「すだれ麩」が無いから

替わりに豆腐を使って作ったらしいけど

それもう「鶏と豆腐のうま煮」とかで良くない?

そこまで「冶部煮」にこだわる思考が理解できない

 

「冶部煮」って何ですか?って聞かれて

縁もゆかりも無い金沢の郷土料理を

南の島のホテルで説明しなきゃいけないやつの

身にもなって欲しい

その後のお客さんとの間に流れる

何とも言えない空気の責任は一体誰が取るんだ

 

それから

「すき焼き風」って何?

焼いてないから?

鉄鍋じゃなくてお皿に盛って出すから?

じゃー、いっそ「牛皿」にしろ

あきらめろ「すき焼き」の風格は

吉野家の妥協と潔さを見習え

 

 

「豚肉のチンジャオロース風」?

牛肉を使え牛肉を

 

 

「照り焼きチキン 韓国風」?

「照り焼きチキン」が「韓国風」?

ちょっと豆板醤を隠し味に使ったくらいで

韓流気取りなんて聞いて呆れる

 

「和風 豚キムチ

むしろこっちが韓国だろ

今こそ韓国気取るチャンスだろ

 

まだまだある

 「ポークピカタ トマトソース風」

この場合の風って

ポークピカタにかかってるの?

トマトソースにかかってるの?

 

トマトソースの方が正解

だって実際はケチャップがかかってたから

じゃあ書くなよトマトソース

てか作れよトマトソース

 

とにかく風

何にでも風

自信のないワードには風付けとけみたいな

困ったときの風頼みみたいな

風さえ付けときゃどーにかなるみたいな

風が無ければ今の厨房は機能しないんじゃないか

ぐらいのとこまで来てる

 

それほどまでに厨房さんの

風に対する信頼は熱い

風への依存がすごい

 

風の何がそこまで男たちを掻き立てるのか

風による追い風が来てる

一つの時代を築く勢いすら感じさせる

 

男たちは勇猛果敢に立ち上がり

今ここに風無敵説が確立されようとしている

 

じゃあアレですか

 

風さえ付ければ

どんな対極のものでも相殺できるのですか

カロリーゼロですか

 

例えば

「まままっこり 綾瀬はるか風」

でもいいんですか

 

ごめんなさい

一回死にます 

 

とにかくね

メニュー書くたび

風の存在に苛立ちを覚えるわけです

怒涛の風アタックに成す術が無いわけです

 

そんな時

厨房が新たな試みを提示してきた

 

擬態語の登場である

 

キラキラとか

ドロドロとか

物の状態を音にした繰り返し言葉

 

「和風 マーボー豆腐 アツアツ小鍋仕立て」

カルボナーラ風 パスタ カリカリベーコンのせ」

 

長い長い

くどいくどい

もう、どうしたらいいの?

ただでさえ途方に暮れているというのに

そこに満を持して

ちっちゃい「っ」のお出まし

 

ちっちゃい「っ」の華々しいデビュー

 

フワフワを

よりフワフワにするために

ちっちゃい「っ」が

フワッフワにする

 

トロトロを

よりトロトロにするため

ちっちゃい「っ」が

トロットロにする

 

カリカリはカリッカリになり

モチモチはモッチモチになる

 

つるつるはつるっつるとなり

もはや見る影も無いほどだが

 

フサフサはフッサフッサとなって

つるつるの敵をとってくれる

 

そろりそろりはそろっりそろっりと変貌を遂げ

まるでスキップしているかの様だ

 

無敵の風がちっちゃい「っ」の

最強装備を手に入れたことで

これよりステージは

無双モードに突入する

 

「サックサクの中華風 鶏の唐揚げ」

「プリップリ海老マヨ 味噌風味」

「ポッカポカの関西風 おでん」

 

無双モードが手に負えない

丸腰にも程がある

 

さしずめ

斬鉄剣を忘れた某泥棒一味の如く

卍解してない某死神の如く

四次元ポケット無しの某猫型ロボットの如く

 

いかん

このままでは

私の精神がもたない

 

でも気付いてしまった

 

「まままっこり 綾瀬はるか風」

ちっちゃい「っ」も風も付いてる

すでに最強武装を手に入れている

目には目を無双には無双を

 

「まままっこり 長澤まさみ風」でも良い

すごい

すごいぞ無双

 

「まままっこり 石原さとみ風」も捨てがたい

こうなったらよりどりみどり

向かう所敵無しじゃー

 

無双まままっこりとはこれ即ち

もはや仏の極み

まさに神の境地

 

ひざまずけ世界よ!

わは・・・

わは、わはははh・・・!!

 

・・・・・・。

 

( ´_ゝ`)・・・。

 

「ボッコボコのリンチ風 シカト」

読者様にはどうぞこれでよろしく

 

 

嗚呼、早く普通の料理名が書きたい

早く人間になりたい

 

 

(゚Д゚)ノ

 

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P・S:著しく取り乱しましたる醜態を

     重ねてお詫び申し上げます