つまらぬものを斬ってしまった

誰の琴線にも触れないであろう日常のカタルシス

暇で暇で仕方ない暇人専用のお話

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海沿いの公園を

娘と散歩していたら

たんぽぽの綿毛を見つけたので

久しぶりに飛ばしてみようと

 

フゥーってしたら

 

ありえんぐらいむせて

死にかけた

 

びっくりした

ちょっと違うお花畑が見えた

海じゃなくて川が見えた

 

お正月のお餅や

誕生日のローソク

ヒートショックや

熱中症などと並んで

 

たんぽぽの綿毛は

高齢者を危険にさらす

5大リスクの一つとして

数えたほうがいいと思う

 

どーも、まままっこりです

 

いやね

リア充気取って

お花の写真とかアップしようとするから

バチが当たったよね

キャラ考えろって

 

それはさて置き

 

私は離島の田舎在住ってことは

もはや口にタコができるくらい

お伝えしてきましたが

 

まー

何といいますか

暇なんでね

 

田舎の方言でも

紹介しようと思います

 

昔話で

 

暇な人はお付き合いください

黒字が本文で

青字が方言ね

 

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鬼ピンチにて

 

「桃太郎」島口バージョン

 

 

むかしむかし、あるところに

しったむかしに、どっかにかで

 

おじいさんとおばあさんが住んでいました

インガとバッケが住んどったっちょ

 

ある日のこと

いつだったかいやー

 

おじいさんは山へ芝刈りに

インガは山に芝刈りいって

 

おばあさんは川へ洗濯に行きました

バッケは川に洗濯しにいったっちょ

 

おばあさんが川で洗濯をしていると

バッケが川で洗濯しとったらー

 

川の向こうから、大きな桃が

川のあんぼてから、ちゃーダイバン桃が

 

どんぶらこ~、どんぶらこ~と

どんぶらこ~、どんぶらこ~いってから

 

流れてきました

流れてきたっちょ

  

おばあさんは、その桃を家へ持って帰り

バッケっちば、そん桃を家に持って帰ってから

 

おじいさんと食べようとしました

インガとミショロウっちしたっちば

 

おじいさんが包丁で桃を切ろうとしたその時

インガが包丁で桃をかっち割ろうっちしたそん時

 

ぱっかーん

ぱっかーん

 

桃が勝手に割れて

桃が自分で割れてから

 

中から元気な男の赤ちゃんが出てきました

中にしったやちゃ坊なわらべっくぁがおったっちょ

 

おじいさんとおばあさんはとても驚きましたが

インガとバッケはしったタマガッタんば

 

「あれまあ、なんて可愛い赤ん坊だろう」

「はげー、しった可愛いわらべっくぁじゃがなー」

 

おじいさんとおばあさんは子供がいなかったので

インガとバッケにわらべっくぁがおらんかったから

 

その赤ちゃんを育てることにしました

そのわらべっくぁを育てようっちするわけ

 

桃太郎と名前をつけられた男の子は

桃太郎っち名前になったインガんくぁ~は

 

すくすくと育ちました

ちゃーすくすく育ったっちょ

 

大きくなった桃太郎は

ダイバンになった桃太郎は

 

おばあさんにきびだんごを作ってもらうと

ばっけにきびだんご作ってもらって

 

鬼が島に鬼退治へ行きました

鬼が島に鬼退治に行きゅん

 

鬼が島に向かう途中で犬に会いました

鬼が島に行こうっちしたら犬(イン)がおって

 

犬「桃太郎さん、どこ行くの?」

犬「桃太郎あにょ、どこ行くわけ?」

 

桃「鬼が島に、鬼退治に行くんだよ」

桃「鬼が島に鬼退治に行きゅん」

 

犬「お腰につけたきびだんごをくださいな

犬「お腰につけたきびだんごくりんしょりー

 

私も一緒に鬼が島へお供します」

ワンも一緒に鬼が島について行くが」

 

桃太郎は犬を仲間にしました

桃太郎は犬(イン)をドゥシにしたっちょ

 

次に猿に会いました

次に猿に会ったっちば

 

猿にもきびだんごをあげて

猿にもきびだんごをあげてから

 

仲間にしました

ドゥシにしたっちょ

 

最後はキジに会いました

最後はキジに会ったっちば

 

以下省略

はしょって

 

犬、猿、キジをお供に連れて

犬(イン)、猿、キジとつるんで

 

桃太郎は鬼が島に着きました

桃太郎は鬼が島に着いたっちょ

 

鬼が島では鬼達が

鬼が島で鬼んきゃが

 

近くの村から盗んだ宝物やごちそうを並べて

うんぼての部落でガッパイした宝物やごちそうを並べて

 

酒盛りをしていました

セイゴレしちゅん

 

桃「みんな、今ださあ、かかれ!」

桃「やんきゃ、今じゃ、くらわせ!」

 

桃太郎の掛け声で

桃太郎がしったあぶりして

 

犬は鬼のお尻に噛み付き

犬(イン)は鬼のマリに噛み付いて

 

猿は鬼の頭を引っ掻き

猿は鬼のカマチを引っ掻きゅん

 

キジは目をつつきました 恐ろしい・・・

キジはムンタマをギーっちした うっとぅるっしゃー・・・

 

鬼「うわー、まいった、ゆるしてくれー」

鬼「あぶじー、まいったんが、ゆるしたぼれー」

 

鬼は手をついて謝りました

鬼は手ーついて謝ったんば

 

桃太郎と犬と猿とキジの一行は

桃太郎と犬(イン)とキジの一行は

 

宝物を車に積んで機嫌よく帰りました

宝物を車に積んでフイフイしてもどりゅん

 

おじいさんとおばあさんは

インガとバッケは

 

桃太郎の元気な姿に大喜び

桃太郎がフイフイしてほこらしゅん

 

3人は末永く幸せに暮らしましたとさ

3人はイティガディディン幸せに暮らしたっち

 

めでたしめでたし

尊うとがなし尊うとがなし

 

物語中の単語

 

おじいさん→インガ

おばあさん→バッケ

大きい→ダイバン

赤ちゃん→わらべっくぁ

男の子→インガんくぁ

あれまあ→はげー

お尻→マリ

頭→カマチ

目→ムンタマ

仲間→ドゥシ

驚く→タマガル

盗む→ガッパイ

機嫌よく→フイフイして

 

以上

桃太郎の方言バージョンでした

これでもちょっとマイルドなやつ

田舎のじっちゃんばっちゃんが言ってる方言は

もっと次元の違うやつなんでね

私にもよくわかんない

 

ちなみに

イチャイチャすることを

島では「みんぎゃみんぎゃする」

と言います

都会の人に教えると

何故か喜んで使いたがる

 

田舎にお住まいの方は是非

お子様達と色んなお話を

方言に変換されて楽しんでみては

いかがでしょう

 

てか

方言より何より

改めて「桃太郎」を

文字おこししてみると

 

桃太郎って

なんて傲慢なの

鬼に対する

横柄な振る舞いったら

 

鬼も鬼で

もっとしっかりしろっつー話だよ

 

気になって

こっちは方言どころじゃねーよ

 

ヤベーよ桃太郎

ふたを開けてみると

こいつが一番ヤベーやつだったよ

 

押し込み強盗じゃねーか

立派な犯罪者だっつーの

 

犬猿キジの残虐性を瞬時に見抜いて

きびだんご一個という最低限のコストで

事を成し遂げるわけですから

昨日今日の素人仕事じゃねー

 

桃太郎の一行って言うよりむしろ

桃太郎一味ですから

悪の組織と言っても過言ではない訳です

 

じじーとばばーは

とんだ悪の英才教育を施したって訳です

 

全くとんだ食わせもんだぜ

 

 

(゚Д゚)ノ

 

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